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胃内観察時の・・・
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南伸弥
2022年2月21日
王子総合病院の南です。 げっぷは一度出てしまうと続けてでてしまう印象がありますので、まずはげっぷが出ないような観察を心がけるべきだと思います。エビデンスはないのですが、患者さんに顎をひいてもらいおへそを見ていただくような姿勢をとっていただくこと、患者さんをびっくりさせないようなるべく同じスピードで内視鏡を操作すること、都度適切な声かけをしながら検査をすすめること、などでしょうか。また、体部大弯など観察に送気が必要な部位は、一時的に体だけ仰臥位をとっていただくと過送気を避けることができます。次回の検査に生かすため、げっぷや裂創が生じた場合、所見用紙へ記載しておくことも有用と思います。なお、輪状軟骨を頸椎に向けて圧迫することでゲップを抑えるSellick法が有用との報告(堀井敏喜ら. ゲップを抑えるSellick法!治療にも使えます! 消化器内視鏡 33(2):234-235. 2021)もありますので是非お試しください。
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